「キングダム・オブ・ヘブン」DVD

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■「キングダム・オブ・ヘブン〈2枚組特別編〉」
発売日:2005年10月7日
税込定価4,179円



■「キングダム・オブ・ヘブン
発売日:2005年10月7日
税込定価3,129円

「9.11」の同時多発テロ以降、宗教を巡る議論が多く重ねられてきました。イスラムの教えを曲解し、大国を攻撃したテロリストたち。そして、大統領がキリスト教ファンダメンタリストの大きな指示を受けるアメリカ。実際には宗教を巡る戦いでは無いかもしれませんが、全く無関係とも言えないんじゃないでしょうか?

この2大宗教は、歴史上何度も戦いを繰り広げてきました。しかし、僅かの間ですが穏やかに共存していた時代があったんですね。しかも、両宗教にとっての聖地、エルサレムで。今回紹介するのは、その時代を描いた歴史超大作『キングダム・オブ・ヘブン』です。

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【ストーリー】
12世紀のフランス。鍛冶屋の青年バリアンは妻子を失い生きる望みも失いつつあった。ある時、そんな彼の前に十字軍の騎士ゴッドフリーが現われ、自分が実の父親であるとバリアンに打ち明ける。勇敢で高潔なゴッドフリーは、本当の騎士道とは何かをバリアンに示し、聖地エルサレムへの旅へとバリアンをいざなう。数々の苦難を乗り越え、騎士として成長していくバリアンは、<キングダム・オブ・ヘブン=天国の王国>を作りたいという父の理想を受け継ぐ。絶望的な運命を背負った聡明なキリスト教徒であるエルサレム王に忠誠を誓い、やがて美しい王女シビラと禁じられた恋に落ちる。しかしエルサレム王が望んだ休戦の日々も、十字軍戦士たちの狂気、強欲、嫉妬に脅かされつつあった。父から託された使命を胸に、エルサレムの人々と愛するシビラのため、バリアンは戦いなど知らない住民たちと共に立ち上がった。戦いの果てにバリアンがたどり着いた<キングダム・オブ・ヘブン=天国の王国>とは……。

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主役であるバリアンも魅力的ですが、個人的にはエルサレム王・ボールドウィン4世と、彼のライバルであるサラディンが素晴らしく描かれていると思いました。

エルサレム王・ボールドウィン4世はハンセン病に身体を蝕まれ、全身を銀の鎧で覆っているので、一見すると異様な雰囲気を放っています。しかし、彼は聡明で誠実な王で、イスラム教徒と停戦を結び、共存する道を選んでいます。

またサラディンは思慮深く勇敢な王であり、一部のイスラム原理主義者とは一線を画す英雄として描かれています。史実と異なるかもしれませんが、この2人の王の存在感は圧倒的なものがあって、とても魅力的でした。

バリアンを演じるのはオーランド・ブルームエルサレム王・ボールドウィン4世はエドワード・ノートンサラディンはハッサン・マスードが演じています。監督は「グラディエーター」ほか、大ヒット作を生み出しているリドリー・スコットです。

圧倒的なスケールで描く戦闘シーンを楽しめるうえ、少しですが歴史の勉強にもなる同作。興味を持った方はぜひDVDをご覧になってくださいね。


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